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ペットと一緒に海外渡航を計画している方
近年、横浜にお住まいの方で海外赴任や移住などで「ペットも一緒に海外へ連れて行きたい」というご相談がたまにあります。
しかし、動物を海外に連れて行くには国ごとに厳格な条件があり、準備には数か月かかることも珍しくありません。
このページでは、海外渡航を予定されている飼い主さまに向けて、基本的な流れと注意点をご案内します。
渡航準備の流れ
STEP
渡航先の条件の確認、書類取得
- 各国の検疫機関(例:日本 → 農林水産省動物検疫所)が輸入条件を定めています。
- 必要な書類や検査項目は国によって異なりますので必ず渡航先の検疫機関のホームページで確認してください。
- 「いつ出発するか」から逆算してスケジュールを組むことが重要です。
- 国によってはそもそも入国が禁止されている犬種・猫種がいます
STEP
マイクロチップの装着
- 国際標準規格(ISO規格)のマイクロチップ装着が必須です。ペットショップで販売されている犬猫には義務化されていますが、保護犬猫は未実施の場合がありますので確認しましょう。病院で番号を読み取ることが可能です。
- ワクチンや抗体検査を受ける前に装着してある必要があります。
STEP
狂犬病ワクチンの接種
- 多くの国では狂犬病予防接種が必須です。
- 採血し、抗体検査が必要になる国もあります。
- 接種から出発までの待機期間が定められている国もあります。
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寄生虫駆除・健康診断書
- 渡航先によっては、外部寄生虫・内部寄生虫駆除が必要です。
- 出発直前(7日以内)に獣医師による健康診断を受け、「健康証明書」を発行する必要があります。
- 指定の書式がある国もあるため事前確認が必須です。その場合は書類をご持参ください。
STEP
搭乗準備
- 航空会社の規定に従って、ペット専用クレートを用意します。
- 機内持ち込み/貨物室預けなどは航空会社・動物種によって異なります。
- 長時間の移動に備えて、給水器や吸水シートを設置しましょう。
STEP
渡航先での検疫
- 到着空港では、動物検疫官による書類確認・健康チェックが行われます。
- 提出書類やワクチン接種・検査の記録に不備があると、入国できず係留・返送される場合があります。
- 国によっては、一定期間の係留検疫(数日〜数週間)が義務づけられていることがあります。
- スムーズに入国するためには、事前に必要書類をすべて整えておくことが最も重要です。
よくあるご質問(FAQ)
当院でサポートできること
- 渡航先の条件確認とスケジュール相談
- マイクロチップ装着
- 狂犬病・混合ワクチン接種
- 必要な血液検査、寄生虫予防
- 健康診断証明書の作成
渡航準備は時間も手続きも複雑ですが、私たちが一つずつサポートいたします。
英語の書式でも問題ありませんのでお気軽にご相談ください。