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予防接種
予防接種について
大切なペットの健康を守るために、定期的なワクチン接種をおすすめしています。感染症を予防し、長く元気に過ごせるようにしましょう。
当院で接種できるワクチン
🐶 犬のワクチン
✅ 狂犬病ワクチン(年1回)
日本では法律により、犬の飼い主は年に1回の狂犬病予防接種が義務付けられています。
✅ 犬6種混合ワクチン
・ジステンパーウイルス
・アデノウイルス2型
・犬伝染性肝炎
・パラインフルエンザウイルス
・パルボウイルス
・コロナウイルス
✅ 犬8種混合ワクチン
・6種混合ワクチンの内容+レプトスピラ(追加の血清型)
レプトスピラ症はネズミの尿を介し伝染する人獣共通感染症です。かつては比較的温暖な西日本で散発的に見られていましたが、近年は神奈川県でも毎年発症が報告されています(2025年1月に藤沢市で発生が確認)。レプトスピラ症を含む8種混合ワクチンは特に山、河川、湖などに遊びに行く場合に推奨しています。鶴見区内での発生は確認していませんが、鶴見川流域での発生はありますので注意しましょう。
🐱 猫のワクチン
✅ 猫3種混合ワクチン
・猫ウイルス性鼻気管炎(ヘルペスウイルス)
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症(パルボウイルス)
✅ 猫4種混合ワクチン
・上記3種ワクチンに加え、猫白血病ウイルス感染症(FeLV)の予防が含まれています。
2024年のWSAVA(世界小動物獣医師会)でこれまでコアワクチンとされていた3種混合に加え、条件付きで4種混合ワクチンがコアワクチンとなりました。コアワクチンとは命に関わる重大な感染症を予防するために、すべての個体が接種すべきとされる基本的なワクチンのことです。次のいずれかの条件に当てはまる場合は4種混合ワクチンが推奨されています。
・2歳齢未満である
・家の外でも生活している
・外に出る猫と接触する機会がある
成猫で完全に室内のみ・同居猫がいない場合は3種で問題ないでしょう。
家に迎え入れてからの年間スケジュールは以下のとおりです。
月齢 / 時期 | 内容 | 補足 |
---|---|---|
生後2ヶ月頃 | ✅ 1回目の混合ワクチン | ウイルス性鼻気管炎、カリシウイルス、汎白血球減少症の予防 |
生後3ヶ月頃 | ✅ 2回目の混合ワクチン(追加接種) | 1回目の免疫をしっかり定着させるため |
生後6ヶ月頃 | ✅ 避妊・去勢手術(任意) | 手術前の健康チェックを兼ねて実施することが多い |
毎月(通年) | ✅ ノミ・マダニ予防 | 室内飼いでも外部から持ち込まれる可能性あり |
1歳の誕生日前後 | ✅ 3種混合ワクチン(年1回の定期接種) | 成猫期からの定期予防スタート |
どのワクチンを選べばいいの?
生活環境やお散歩の頻度によって適切なワクチンは異なります。当院の獣医師が詳しくご案内いたしますので、お気軽にご相談ください。
ワクチン接種の流れ
- ご来院ください(予約不要)
- 健康チェック(体調を確認し、接種可能か診察)
- ワクチン接種
- 経過観察(接種後15~30分ほど待機)
混合ワクチン接種と狂犬病ワクチンの同時接種は行なっておりません。副反応のリスクから接種間隔は1か月程度あけさせていただいております。また過去に急性アレルギー反応を起こしたことがある場合は接種を行えませんのでご了承ください。
料金について
料金はワクチンの種類によって異なります。詳しくはお問い合わせください。